写真は全道英語暗誦大会(札幌)当日のようす。
最後のわずかな休憩時間をつかって、古川さんが最後の練習をしているようすです。
田中先生と距離を開けているのは
マイクを使わない本会場を想定してのこと。
「最後の1分まで、自分ができることをやる。」
この後姿に美学を感じるのは私だけでしょうか。
人事を尽くして、天命を待つという諺があります。
自分ができることをいっぱいいっぱいやりきったら、
あとはどんな結果だって受け入れられるという意味。
2人の審査員(ネイティブが英語で講評)はこういっていました。
「皆さんが知っている有名な通訳の方も中学生のとき、この大会で勝ってはいない。
そんなことはさほど重要ではないのだ。この大会出場を一つの機会として精進していってください。」と。
もう一人の審査員は
「まるで、教科書のCDを聴いているよう。そのぐらい上手でした。あなた方のような人と高校で会い、
一緒に勉強していけるのは、とても楽しみです。」と。
結果は入賞こそ逃したものの、
今年で最後となる全道英語暗誦大会を覗かせてもらい、
おそろしいほどの努力を積み重ねてきた中学生に刺激されて、帰路につきました。
美しい1枚の写真にまつわる物語でした。